もう悩まない!「職場の人間関係がうまくいかない」と思っている中間管理職の原因と5つの特徴

「職場の人間関係がうまくいかない」そんなときは、悩んで当たり前です。しかし、関係がうまくいかない原因がわかるだけで、悩みが消えていくことが多いことをご存知でしょうか。
「どうも職場がうまくいかないんだよな・・・」
上手くいかないにもいろいろあります。
業績が上がらない
部下が思う通りに動いてくれない
雰囲気が悪い
組織の問題ばかり目に付いて気になるようになります。
中間管理職になって、「どうも人間関係がうまくいかないだよな」と悩んでいる人って結構多い。
そもそも人間関係の問題が起こるのはどうしてなのでしょうか?
イヤな人間、優しくない人が多いからなのでしょうか。
もし、中間管理職という立場で、上司や、部下、同僚との人間関係がうまくいかないと悩んでいる方は、
一切人のせいにするのはやめて「自分に問題があるのでは」という視点で、自分を見直してみることをお勧めします。
この記事の目次
人間関係がうまくいかない原因
・人それぞれ価値観が違うため
人は、それぞれ生きてきた経験が異なります。
見てきたことも聞いてきたことも違えば、やってきたことも付き合ってきた人も違います。
得た知識、培った経験、好き嫌いも人それぞれです。
その人が生まれてから今まで、毎日の生活の中で培われてきた価値観は簡単に変えることはできません。
職場も価値観もその優先順位も違う人間の集まりですから、人間関係がうまくいかなくても不思議ではありません。
・自分自身に原因がある
周りの部下や上司など相手が悪い場合もありますが、案外自分自身が相手に悪い印象を与えているのかもしれません。
それは自分が意識していることである場合もありますし、まったく気づかず無意識に行っていることかもしれません。
また自分の内面、「自分自身の関係が悪い」ということもあり、自分自身との関係がうまくいけば、自然と他人との
関係も上手くいく場合が多いという特徴があります。
人間関係がうまくいかない中間管理職の特徴
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自分のことを好きになれない中間管理職
今の自分のことを自分で好きになれない人は、人間関係がうまくいかないものです。
自分のことを好きになれないのに、他人を思いやることなどできるはずがありません。
自分のことを認めてあげることができず、常にできないことばかりに目が行ってしまう人は
部下の長所は目に入らず、欠点ばかりに目が行ってしまう傾向があります。
これでは「人の強みを生かした組織」などできるはずがありませんね。
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過去のトラウマ(苦手意識)を、ずっと引きずっている中間管理職
これは過去に人間関係で嫌な思いをしたというトラウマ=心の傷を引きずってしまうということです。
過去に嫌な思いをした経験が強烈だと「自分は人間関係が苦手だ」(苦手意識)と思い込んでしまう。
どんなに強烈な経験であったとしても、事実はそういう経験をしただけです。
新しい職場で、関係はリセットされているのに「思い込み」だけ残ってしまうということがあります。
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被害者意識が強い中間管理職
「どうせ俺なんて・・・」「俺ってダメだな・・・」というのが口癖を無意識に発してしまう中間管理職
そう思った段階で、人前で堂々とした態度を取ることができなくなります。
常に人の顔色を見て、言動や機嫌を伺って、部下に向かって「悪いんだけどこれ頼んでいいかな・・・」という
言い方が特徴です。
被害者意識が強いと、この世の不幸をすべて集めてきて、被害者である自分が心地よくなってしまうので
そういう状態では、人を信頼することができません。部下も信頼できないのです。
そうなってしまうと、本人が行きづらさを感じるだけでなく、周りの部下や上司からも「課長は付き合い辛い人」
「気分屋だから安心していられない」などと言われるようになります。
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自分が正しいと思い、相手の意見を聞かない中間管理職
最近特にこういう傾向の人が多くなっているようです。
世の中、とにかく自分のことが大事で、周りのことなど関心がない。
仕事だし職場なので、まったく関心がないというわけではないが、関心が薄い。
そうなると、そもそも「関係」が成り立ちません。
自分のことしか考えない
人の話を聴けない
調和よりも自分のメンツを大切にする
するとどうなるでしょう。
常に自分の説が正しいと思っていることから、部下に「それは違うじゃないか。直しなさい」と言ってしまい
実際には自分が正しくなくても、自分は正しいと思い込んでいるので、反論などしようものなら怒り出すという
場合もあります。
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自分から心を開かず表面的な付き合いばかりになってしまう中間管理職
超まじめタイプの中間管理職がうまくいかない一番の原因は、自分から部下に心を開かないことです。
自分が心を開かず本音で付き合わないから、部下も心を開いてくれず本音で付き合ってもらえません。
いつでも建前だけで、本音の付き合いにならないので、コミュニケーション自体が、うす〜い段階から深化できません。
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だからどうするか!
まず「自分はリーダーである」というセルフイメージをしっかり持つこと。
自分の中間管理職像を煎じ詰めると言ってもいいかもしれません。
鉄則は「上手くいかないことを決して人のせいにしない」です。
上手くいかない原因がすべて自分以外の原因、人のせい、環境のせいということになると、自分には問題も責任もないことになり
「気づく」ことができません。
まず、全て「人ごと」でなく「自分ごと」で考えるクセをつけることです。
いつも使う言葉を「私は」から「私たちは」に変えるだけで、自分と周囲の関係性はかわります。
一気に、自分に問題に気づくことはできるようになります。
気づくことができる人間になったうえで「価値観の違い」を整えるという手順が必要となりますが、それはまたの機会にご説明したいと思います。
上手くいかないときは「私たち思考」で考えよ!
そして「話すな」「聞け」です。
もし人間関係で悩んだら、ぜひやってみてくださいね!