嫌われたくない!人から好かれたいと思ったときにやってみたい4つのこと

誰でも人から嫌われたくありません。しかし、どんな職場でも、『嫌われ者』と呼ばれる人がいます。
たとえ仕事ができる人であったとしても、「その人と一緒に仕事をするのは、できれば勘弁してほしい」と言われるような人です。
「その人と一緒に仕事をするのだけは、頼むから勘弁してほしい」そういわれる人が案外多いことに驚かされます。
今回は、こんな職場の『嫌われ者』について、嫌われるメカニズムを明らかにします。 そのうえで、人に好かれるようにするためにはどのようなことに取り組んだらよいのか? について一緒に考えてみましょう。
この記事の目次
人から嫌われる人がやっている4つのこと
ある意味で、人から嫌われるのってすごいなと私は思うのですが、私自身は人から嫌われたくありません。できれば人に好かれて楽しい人生を送りたいと願っております。
私が考えるたちの悪い嫌われ者は、「善意の完璧主義者」です。利己的とは違います。本人は、会社のためによかれと思って、一生懸命に仕事するからたちが悪いのです。この手のタイプは、周囲に害を及ぼすので注意が必要です。
では、「善意の完璧主義者」の人に嫌われる4つのポイントについて見てみましょう。
1.自慢ばかりしている
自分の自慢ばかりしていると嫌われます。特別の人以外は、他人の自慢話なとは聞きたくないものです。ところが多くの人は、自分のことを語りたい。とにかく自分のことを聞いてほしいのです。完全主義者の人は、一生懸命仕事をするし結果を出すので、いつでも自慢話のネタ満載の状態です。ところが、満載のはずなのに、バラエティに富んだ自慢話をするかというとそうでもありません。行きつくところは、得意の自慢話。周囲は、いつも同じ自慢話を聞かされてうんざりしています。
2.自己主張ばかりしている
嫌われる人の会話には特徴があります。「私は」「私が」が圧倒的に多いのです。いつでも「私」が中心で自己主張ばかりしています。たいていの場合、わがままで無理を通そうとします。
3.他人のことを認めない、ほめない、受け入れない
人はだれでも人に受け入れてもらい、自分を認めてもらいたいものです。すべての人にすばらしい面があるはずですが、完璧主義者は、自分が一番であり、自分以外の人のことを認めようとしません。基本的に人をほめません。部下には厳しいくせに、上司に対してはへつらったりします。完璧主義者は、権威には弱く、長いものには巻かれるタイプが多いようです。しかし、上司や権威さえも、認めていないので、そのような人たちの目の届かないところで、悪口を言っていることが多いのも特徴です。
4.他人を批判したり、けなしたりばかりしている
自分が一番だと思っているので、他人のことは批判します。相手になにかひどいことがあると、過去の話をいつまでも蒸し返して批判します。基本的に自他は違う存在ですが、人の生きざままでとやかく言うので、言われた人は「それは傲慢だ」と思います。自分が当事者とならないような事案でも、「批評家」となり、あれこれ口出ししようとします。
また部下を信頼して仕事を任せるということができません。「これお願い」と仕事を人に頼むと、頼んだ後も、重箱の隅をつつくようにチェックしダメ出しします。何度も何度もやり直させ、その都度ダメだししながら最後には自分の自慢話に行きつきます。毎日これを繰り返されると、普段元気な人でもノイローゼ状態に追い込まれる場合があります。
『嫌われ者』のマイナス効果とは・・・
『嫌われ者』は、「嫌われている』自覚がないまま、短期的に結果を出しますが、長期的には組織が壊れます。優れた上司のものさしは、どれだけ人を育てたのかですが、人を壊してしまうので、上司には向きません。しかし、まれに反骨心旺盛な部下が現れ、完璧主義者とバトルを繰り広げたのち、打ち負かす力のあるスーパーヒーローを育てる場合があります。その時ばかりは、反面教師です。
完璧主義者なので、自分で仕事をするとクオリティは高いのです。「部下に任せる」と言っていた仕事も、結局全部自分で手直しします。その時、部下を褒めることがなく「時間をかけてもこんなこともできないのか・・・」というような言葉を部下の耳に届くように繰り返し繰り返し吐きます。すると部下は日常、普通に仕事をしているだけで、仕事の達成感や喜びを感じることがなくなり、心は日に日に打ち砕かれて、やがて「辞めたい」という言葉を口にするようになります。うつの症状を訴える人もでてくるようになります。
何人もそういう部下が現れて、会社はようやく「何か手を打たなければ・・・」と対策を講じます。その上司を転勤させるのが会社の一般的対策です。しかし、異動先でまた同じことが繰り広げられることになります。人事上の温情は、あだになる場合が多いのです。
このようなタイプが上司になった時、話題を変える、あしらう、押し黙るといった対処法があるのですが、それはまた別の機会にお伝えします。
人に好かれたいと思ったらやってみたい4つのこと
ここまでお読みいただいた方は、もうお分かりですね。嫌われ者がやっていることの逆をやればよいのです。
1.自慢しないこと
人は自分のことを聞いてほしいという欲求を持っています。だから、まずは人の話をできるだけ聞いてあげることです。しかも極力自慢話を聞いてあげる方がよいでしょう。自分に自慢したい気持ちがあるのと同様に、相手にもその気持ちがあることを理解してあげることからはじめてみましょう。
2.自己主張しないこと
「私は」「私が」と自己主張しないこと。チームを率いている地位にあるなら、「私たちは・・・」という視点を持つことで、全体に目を向けることができるようになります。
3.他人を認め、ほめること、受け入れること
人の話を聞いてあげるのはもちろんですが、できれば全部受け入れてあげましょう。話の途中で遮ったりせずに、できることならゆっくりと聞くことが大切です。たとえその人の人生が今まで失敗ばかりのように見えても、挫折に満ち満ちていたとしても、肯定し、認めてあげることが大切です。これをやると確実に人に好かれます。
4.他人を批判したり、けなしたりしないこと
自分がされていやなことは、人にしてはいけません。たとえ相手にひどいことがあっったとしてもそれは過去の話です。人は批判や非難を受けると、それが他人のことであっても、その人と語るのを潔しとはしなくなるものです。あなたに対して開いていた心も閉ざしてしまう可能性があります。基本的に自他は違う存在なので、人さまの生きざまをとやかくいうのはやめましょう。傲慢というものです。環境や状況が違えば、自分だってするかもしれないのです。
終わりに
今回は、人に嫌われるポイント、人に好かれるポイントについてお伝えしました。だれだって、人に嫌われたくないですよね。できれば人に好かれたいものです。
そのためには、とにかく人さまの「よいところ」に着目するようなクセをつけて人と付き合うようにするのが、コツです。これを毎日意識していると、人の、「よいところ」は目に入るけれど、「悪いところ」は、自然に見えなくなってしまうものです。これが最高に人に好かれるコツです。
自分では、なにもやらないのに、人さまのやったことに対して批判ばかりするような「批評家」には、決してなってはいけません。ちびまるこちゃんの長澤くんと藤木君のかけあいではありませんが、「批評家」は誠実に仕事をしていくうえで「卑きょう者」だと私は思います。